三浦しをん (舟を編む)2012年07月01日

本屋大賞の「舟を編む」を読んだ

「辞書は、言葉の海を渡る船だ」
「海を渡るにふさわしい舟を編む」
馬締光也は 無数の言葉を分類し、関連付けて、整然と辞書のページに並べ収まるように 
15年もの歳月をかけて「大渡海」を完成させる
「ひとつの言葉を定義し、説明するには、必ず別の言葉を用いなければならない」
なるほど そうだよなーと感心しつつ 日々進化し続ける言葉を追って
地道に取り組んでいる人たちがいることを知り 頭の下がる思いです。
硬い題材だけど 馬締の恋愛、チャラ男の西岡を登場させたりして
エンターテイメント風に書き上げてあるのが 本屋大賞に選ばれたのかも
三浦しをんの小説は何冊か読んでいるけれど この本が一番 面白かった