フラミンゴの家 (伊藤たかみ) ― 2009年05月13日

別れた妻が癌に冒され正人は娘の品をしばらく預かる事になったが
品は小学6年生 6年前に別れて 会うこともなかったが
大きくなった娘に対して戸惑ったり
どう接していいか解らない正人の心情、
品もこの先 母が亡くなったらどうなるのか
正人が信頼できる人か冷静に判断する様子が
本当に良く描かれている
神社の境内で 品に母が癌である事を告げるとき
「羽のほころびた蝶をカマキリが狙っている。助けてやりたかったが
カマキリも腹を空かせているようだった。どちらの味方にもなれず
正人は空を見上げた。抜けるような青、湧き上がる雲 命のやりとりは
天に任せるしかないのか」
正人の心情が良く表れている 心に残るフレーズです。
品は小学6年生 6年前に別れて 会うこともなかったが
大きくなった娘に対して戸惑ったり
どう接していいか解らない正人の心情、
品もこの先 母が亡くなったらどうなるのか
正人が信頼できる人か冷静に判断する様子が
本当に良く描かれている
神社の境内で 品に母が癌である事を告げるとき
「羽のほころびた蝶をカマキリが狙っている。助けてやりたかったが
カマキリも腹を空かせているようだった。どちらの味方にもなれず
正人は空を見上げた。抜けるような青、湧き上がる雲 命のやりとりは
天に任せるしかないのか」
正人の心情が良く表れている 心に残るフレーズです。
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