角田光代 (ツリーハウス)2011年07月14日

良嗣は祖父の死をきっかけに 祖父母の過去や、自分のルーツを知るため 祖母とおじの太二郎と共に中国を訪れるが、、、

故郷を捨て、満州に渡った祖父母の生活が次第に明らかになる。 
終戦後 引き揚げ船で帰国する場面はリアルで
読んでいて切なくなります。

「土台も無いのに家を建てたのだ。根のない木を植えたのだ。
あとさきのことなど考えず、生きて今日一日を終えるため」
逃げて、逃げて生き抜く二人の人生が 
子供たちにも影響をあたえていく様が丁寧に書かれていています。
角田ワールドは奥が深い。読み応えあります。

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